果てしなく青い空を見た〜Book of days

読書日記を綴っていこうと思います。
No  63

携帯小説サイト 小説屋 sari-sari

小説屋 sari-sari 創刊1周年記念

有川浩 「植物図鑑」 特別ショートストーリー 午後三時
6/15連載開始

須賀しのぶ 「芙蓉千里」外伝「チェリョームハの咲く頃に」
6/16連載開始
別窓 | 未分類 | コメント:17 | トラックバック:0
∧top | under∨
No  62

旅する巨人

旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三
(1996/11)
佐野 眞一

商品詳細を見る
柳田国男以後、最大の功績をあげたといわれる民俗学者・宮本常一の人と業績を自筆恋文など発掘資料で追いつつ、壮図を物心両面で支えた器量人・渋沢敬三の“高貴なる精神”の系譜を訪ねる…。


壮大な人の縁と宿命の物語だった。
宮本常一を知るには渋沢敬三を知らねばならぬし、また彼らの祖先を知らねばならぬ長い物語のようだった。一気に読ませる作者の力量には感服するばかりである。


一番大切なのは底辺にいる人たちの語り
学問よりも大切なことだと言われた気がする。

「長い道だ。はてしない道だ。ずっと昔から歩き、何代も何代も歩き、今も歩き、これからさきもあるいていく。それが人の生きる道だ。後ずさりのない道だ。前へだけ歩いていく道だ
 歩くことに後悔したり、歩くことを拒否したり、仲間からはずれても、時は、人生をまってくれない。時にしたがい、ときにはそれをこえていく。そして倒れるまで歩く。後からきたものがわたしたちのあるいた先を力強くあるいていけるような道をつくっておこう」

人間の生き様の極地を見たような気がした。
別窓 | その他 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
No  61

配達あかずきん

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)
(2006/05/20)
大崎 梢

商品詳細を見る
「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。


書店ミステリ。ミステリというか日常で(仕事上で浮上した)の謎を解決するお話です。
全体的に読後感はハートフルでした。
読み終わったときに微笑んでしまうような読後感とでもいえばいいのでしょうか。


本屋さんに近い仕事してるようなもんなので参考になりました。
展開は読めるものもあるけれど、言葉のひとつひとつに実感がこもっていました。
本好きにオススメのお話です。



配達あかずきん…の続きを読む
別窓 | 小説 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
No  60

重力ピエロ

重力ピエロ重力ピエロ
(2003/04)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る
半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。



映画化するのを知らずに読んでました。ごきげんよう(・ω・)ノシ

この人の作品を読むたびに伏線の張り方というか構成が上手だなぁ、つくづく思う。
個人的には今回は名言が多い作品でした。


なかでも「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」は大事だと思った。
それを実行するまで内では葛藤もあるだろう。それでも伝える段階で自分に余裕を持たせることの難しさといったらない。

この言葉はストーリーの一貫した主張だと思えた。

しかし、主人公が最終的には春と同じ目的を持っていたことに驚きました。
それにしても、春が葛城に最後に言った言葉は痛快だった。

別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
No  59

エゾオオカミ物語

エゾオオカミ物語 (講談社の創作絵本)エゾオオカミ物語 (講談社の創作絵本)
(2008/11/26)
あべ 弘士

商品詳細を見る
それは、たった100年前のことでした…… 北海道にいたエゾオオカミが、この世からいなくなったのは約100年ほど前のこと。動物絵本の第一人者であるあべ弘士が、人間と動物の歴史をしずかに語ります。


たいてい絶滅した動物の滅んだ理由は人間の影響が大きい。
このエゾオオカミのお話は子どもたちに教えるにちょうどいいと思う。
最後のシマフクロウが語る「でものお、こんどはエゾシカが悪者になっておるが、そうしたのは、ほんとうは”だれ”なんじゃろう?」というのが全てを物語っていると思う。
静かながらに考えさせられる絵本。
別窓 | 絵本 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
| 果てしなく青い空を見た〜Book of days | NEXT